3月31日付で、ニュースレター13号を発行しました。どうぞご覧下さい。今回は、5月12日まで開催中の高梁市での展覧会を準備された、そして豪雨当時事務局として土師家文書のレスキューにあたられた上村さんに寄稿いただいたほか、県ネットの研修・神戸での集会の参加記を掲載しています。
バックナンバーはこちらからご覧いただくことができます。
【目次】
・「活動報告」(2024年9月~2025年2月)
・上村和史(高梁市教育委員会)「高梁市歴史美術館特別展『高梁市発足20周年記念 備中神楽と西林国橋』の開催にあたって」
・中村暁子(和気町歴史民俗資料館)「岡山県文化財等救済ネットワーク参加記」
・横田明日香(岡山大学大学院)「第10回全国史料ネット研究交流集会in神戸参加記」
「真言宗アシタ会様からご寄付をいただきました」
タグ: 高梁市
高梁市歴史美術館特別展「備中神楽と西林国橋」のお知らせ(2/1-5/12)
高梁市歴史美術館で開催される展覧会で、西日本豪雨の際にレスキューされた資料が展示されることになりました!岡山史料ネットも後援しています。
「備中神楽」とは、岡⼭県⻄部に伝わる国の重要無形⺠俗⽂化財に指定された演劇性の⾼い神楽で、現在の⾼梁市落合町に⽣まれた神官・⻄林国橋(1764‐1828)が神話を取り⼊れて創始したとされるものです。どうぞお運びください。
会期中、関連する講演会や神楽の公演もあります。
会場:⾼梁市歴史美術館(高梁市原田北町1203番地1)
会期:2025年2⽉1⽇(⼟)〜5⽉12⽇(⽉)
高梁市が西日本豪雨の記録誌を発刊
高梁市では、このたび西日本豪雨の際の教訓や記録を風化させず後世に伝え、将来における災害に備えるため、被害状況や災害対応などについてまとめた「高梁市平成30年7月豪雨災害記録誌」を発刊したとのことです。以下のURLからpdfをご覧いただくことができます。販売はしないものの、5月から市内図書館で貸し出しを行うとのことです。
高梁市防災復興推進課 https://www.city.takahashi.lg.jp/soshiki/102/saigaikirokushi.html
県内自治体のリンク集を作成しました
みなさまご存じのように、梅雨前線の影響により九州をはじめとする各地で甚大な被害が発生しております。被害にあわれたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。すでに熊本ネットなどでは史料保全の呼びかけを行われました。岡山からもできることを考えたいと思っています。
さて、このほど、当会の活動に関する県内自治体などへのリンク集を作成しました。
岡山県および県内各自治体の危機管理担当・文化財担当・公文書管理担当・文書館(機能)と文書規程、および県文化財保存活用大綱に関して推進体制と位置づけられた組織などからなります。お住まいの地域の情報など、なにかのご参考になればさいわいです。
たかはしの歴史と美術「絵図で見る!知る!高梁」展のお知らせ
高梁市歴史美術館では、8月17日まで「絵図で見る!知る!高梁」が開催されています。
https://www.city.takahashi.lg.jp/soshiki/40/ezudemirushirutakahashi.html
この展覧会では、天保10年(1839)に、城下で起きた大火災を描いた「天保十年 松山城下火災図」が初めて公開されたとのことです。約600軒が焼失する甚大な被害を出した火災を縦1.3m・横2.2mの画面に描いた大きな絵図で、内容は広報にも詳しく解説されています。