倉敷市が地域防災計画の修正案に関するパブリックコメントを実施中(締切12/15)  

 倉敷市危機管理課が、市の地域防災計画を修正するためのパブリックコメントを実施しています。
 地域防災計画とは、災害対策基本法にもとづき作成されるもので、行政として災害に備え、また災害が発生したあとで、どのように行動するかを、あらかじめ指針として定めるものです。
 この度の修正案には、災害発生前の段階での取り組みとして、岡山史料ネットも加わる岡山県文化財等救済ネットワークとの連携強化をうたった項目が新規に盛り込まれています(本文49ページなど)。

第1章 災害予防計画>第3 文教対策>8文教政策
(6) 市は,県や民間団体(大学・県・建築士会)とともに形成している岡山県文化財等救済ネットワークについて,災害時の連携強化を推進する。

 岡山県文化財等救済ネットワークについては、上栫武さんの紹介記事(『岡山県の博物館』第49号=PDF)や、岡山県文化財保存活用大綱(PDF)をごらんください。

意見を提出できる者は、市内居住者、市内通勤・通学者、市内に事務所又は事業所を有する者、その他この案件に関し利害関係を有する者で、締切は12月15日です。
 詳しくは、倉敷市からの案内をご覧ください。
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/26550.htm

オンライン研究会「歴史教育と地域社会―地域歴史資料の「活用」のあり方―」のお知らせ(11/23)

神戸大学・松下正和さんからのお知らせです。以下のような研究会が開催されるとのことです。事前の申し込みが必要とのことです。詳しくはURLをご覧ください。

歴史教育と地域社会―地域歴史資料の「活用」のあり方―

日時 2021年11月23日(火・祝)13:00~16:00
開催形式 Zoomによるオンライン開催
プログラム
13:00 主催者挨拶 奥村弘(神戸大学)
13:05 趣旨説明 小野塚航一(神戸大学)
13:15 「地域連携から考える高等学校歴史教育について
     ―地域歴史資料の活用と課題―」
    百済正人氏(兵庫県立御影高等学校教諭)
13:45 「博学連携・高大連携を通じた歴史教育の実践について」
    生駒佳也氏(四国大学非常勤講師/元徳島市立高等学校教諭)
14:15 「北方史から世界史を考えるために―いくつかのケーススタディ―」
    吉嶺茂樹氏(北海道有朋高等学校(通信制課程)教諭)
14:45 休憩
15:00 総合討論 コーディネーター:小野塚航一・松下正和(神戸大学)
16:00 終了

詳細は特推ウェブサイトをご覧ください。
https://rhcr.info/20211123_a_study_5th/
申込は以下のフォームよりお願いいたします(11月22日〆切)。
https://forms.gle/FAHAHJiTHHFWGiYS6

■問い合わせ先
神戸大学地域連携推進本部・松下正和
電話:078-803-6504, 5575

第39回人文機構シンポジウム「江戸時代の台風コース復元と都市災害―気候学・考古学・文献史学の協同―」のお知らせ(10/9)

渡辺浩一さんからのお知らせです。以下のような催しがハイブリット型式で開催されます。参加には事前の申し込みが必要です。

第39回人文機構シンポジウム「江戸時代の台風コース復元と都市災害―気候学・考古学・文献史学の協同―」

日時:2021 年 10 月 9 日(土)13:00~16:00
会場:コモレ四谷タワーコンファレンス(東京都新宿区四谷 1-6-1 コモレ四谷 四谷タワー3 階)
   https://comore-yotsuya.jp/assets/pdf/access.pdf
   ※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
JR 中央線・中央· 総武線「四ツ谷駅四ツ谷口」から徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅3番出口」から徒歩2分
主催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
後援:文部科学省
参加無料、手話通訳有、要事前申込(会場参加:定員 50 名)
※ライブ配信も行います(要事前申込・定員 300 名)

第 39 回人文機構シンポジウム「江戸時代の台風コース復元と都市災害―気候学・考古学・文献史 学の協同―」(フライヤーpdf)

趣旨:

地球温暖化が進行するなか、極端な気象現象が頻発するようになった。2018年西日本豪雨、2019年台風19号、2020年球磨川氾濫などが、日本におけるその表れである。これらの気象現象により、 私たちは大きな被害を受けた。こうした問題に対応するには、防災の面でも、またより長いスパンでの未来への展望を考えるうえでも、過去の台風被害の様相と原因と前提条件を明らかにすることは必要である。
 折しも、気候学では江戸時代の台風コース復元が進んでいる。江戸の考古学研究も、近現代の地盤沈下や都市開発などで著しく変化してしまった江戸のなかの微地形を復元することができるようになった。こうした新知見を活用すると、古文書から判明する江戸の台風被害の様相も、よりよく理解できるようになる。
 今回は、気候学・考古学・文献史学という三つの異なる研究分野の融合により明らかにできた最新の研究を、1856年安政東日本台風を中心として、わかりやすく紹介したい。

プログラム:

13:00-13:05 挨 拶 平川 南 (人間文化研究機構長)
13:05-13:20 趣旨説明 渡辺 浩一(国文学研究資料館 教授)
13:20-13:50 講演1 石神裕之(京都芸術大学 教授) 「発掘からわかる江戸の自然改造と都市空間」
13:50-14:00 小休憩 〔10 分〕
14:00-14:30 講演2 平野淳平(帝京大学文学部史学科 准教授) 「歴史気候資料による台風経路の復元」
14:30-15:00 講演3 渡辺 浩一(国文学研究資料館 教授) 「1856 年安政東日本台風の被害と江戸の対応」
15:00-15:10 小休憩 〔10 分〕
15:10-15:55 ディスカッション コーディネーター: 日髙 真吾(国立民族学博物館 教授) 講演者 3 名
15:55-16:00 閉会挨拶 永村 眞(人間文化研究機構理事)

申込方法:

以下のリンク先の受付フォームにてお申し込みください。
https://sympo.adthree.net/nihu-sympo39/etr.html

第13回災害文化と地域社会形成史研究会「岡山県高梁川流域の災害と地域社会」のお知らせ(11/28・オンライン)

岡山大学文明動態学研究所からのお知らせです。以下のように、「岡山県高梁川流域の災害と地域社会」をテーマとした研究会が開催されます。参加には、11月26日までの事前申し込みが必要です。

日時:2021 年11 月28 日(日) 13:00 ~ 17:00
ZOOM を利用したオンライン開催
【報告】
倉地克直(岡山大学)「明治二年東高梁川洪水と地域社会」
畑 和良(倉敷市)「真備町域における江戸時代~明治初年の水害治水史」
山下 洋(倉敷市)「明治一三年の高梁川水害について」
【お申し込みフォーム】https://forms.gle/jWAXA9814awWgmTcA
【お問い合わせ】岡山大学文明動態学研究所 https://ridc.okayama-u.ac.jp/20210907-583/

デジタルアーカイブ学会第6回研究大会第2部のお知らせ(10/15-16)

デジタルアーカイブ学会では、10月15日・16日に東北大学災害科学国際研究所を拠点に、ハイブリッド形式で第6回研究大会第2部を開催するとのことです。10月15日13:30からは「東日本大震災アーカイブシンポジウム」として東日本大震災津波伝承館などの事例報告なども開催されます。お申し込みは必要ですが、参加料は無料とするとのことです。
プログラム・お申し込み方法などは、デジタルアーカイブ学会からのご案内をご覧ください。

http://digitalarchivejapan.org/kenkyutaikai/6th/part2/

岡山史料ネットが第18回マルセン賞文化賞を受賞しました!

このたび岡山史料ネットが第18回「マルセン賞」文化賞を受賞しました。この賞は、(公財)マルセンスポーツ・文化振興財団(岡山市)がスポーツや文化の発展に貢献した岡山県ゆかりの個人、団体をたたえるものです。こうした賞をいただくことができましたのも、これまでのみなさまのご理解・ご支援のたまものとあつくお礼申し上げます。感染症流行が収束しないなかで、資料修復作業などがなかなかできておりませんが、これをはげみに尚一層努力して参りますので、ひきつづき、ご支援たまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。

■「ソプラノ歌手森野さん文化大賞 マルセン賞に5人3団体」山陽新聞(2021年9月7日付)https://www.sanyonews.jp/article/1173045

くらしき市民講座「歴史資料講座 嘉永3年の水害と倉敷」(10/3)のお知らせ

倉敷市内在住・在勤・在学の方を対象とした連続講座で、幕末の災害の歴史が取り上げられるとのことです。

嘉永3年(1850)5月末から雨が降り続いたため、6月1日にまず現在の真備地区と軽部(現総社市)が浸水しました。次いで6月3日に東高梁川左岸の堤防が決壊し、川の東が東西約10㎞、南北約5㎞にわたって浸水しました。この水害の一連の経緯や倉敷中心部の浸水状況、被災者救済や復旧への取り組みなどについてお話しします。

講師 /山本太郎(倉敷市歴史資料整備室)
日程 /10月3日 日曜日 14時~16時 (全1回)
対象 /一般(中学生以上)
定員 /40名
受講料/無料
締切 /9月19日 日曜日
連携先/倉敷市総務課 歴史資料整備室
お問い合わせ先/市民学習センター(電話:086-454-0011)
http://www.kurashiki-oky.ed.jp/lpk-shimin-gakushu-c/kouza/kouza10/031003.html

【11月・12月には以下の内容で開催されます】
11月27日 東野将伸(岡山大学)「江戸時代の百姓と「お金」との関わり」
http://www.kurashiki-oky.ed.jp/lpk-shimin-gakushu-c/kouza/kouza11/031127.html
12月12日 山下洋(倉敷市歴史資料整備室)「文書館って何?」
http://www.kurashiki-oky.ed.jp/lpk-shimin-gakushu-c/kouza/kouza12/031212_2.html

岡山市社会福祉協議会「災害ボランティア養成講座について」のお知らせ(9月)

岡山史料ネットも登録している「岡山市災害ボランティアネットワーク」からのお知らせです。岡山市社会福祉協議会では、以下のような災害ボランティア養成講座を開催します。詳しくは、岡山市社会福祉協議会のウェブサイトをご覧下さい。

① 基礎講座
日時 :令和3年9月4日㈯10:15~12:00(受付10時~) 
内容 :
⑴ 講義『災害ボランティアセンターの役割・内容』  
講師:増田 勇希氏(特定NPO法人ひろしまNPOセンター)
⑵ 岡山市の取り組み
場所 : 西川アイプラザ会議室1・2(北区幸町10-16 西川アイプラザ4階)        ※一部公民館でオンライン配信を予定しています。ご希望の方はお問い合わせください。
定員 : 定員30名(先着順)
参加費 : 無料
申込締切 : 8月24日(火)17時まで

② 養成講座  ※6月19日に予定していた講座を延期したものです
日時 :令和3年9月25日(土)10:00~16:00(受付9時30分~) 
内容 :
⑴ 講義『災害ボランティアセンターの設置・運営』 講師:増田 勇希氏(特定NPO法人ひろしまNPOセンター)
⑵ 災害ボランティアセンターの設置・運営訓練
場所 : 灘崎文化センター(南区片岡186番地)
定員 : 定員60名(先着順)
参加費 : 無料
申込締切 : 9月10日㈮17時まで   
その他 : 昼食は各自でご準備ください。 当日は動きやすい服装でご参加ください。

<申込方法>
 ①②いずれも、ハガキ、FAX、E-mailにて、参加希望の講座を明記のうえ、住所、氏名(ふりがな)、連絡先を記載して下記までお申し込みください。
  〒700-0913 岡山市北区大供二丁目4-25 岡山市社会福祉協議会
  FAX:086(238)7757、 e-mail:volunteer@okayamashi-shakyo.or.jp

オンラインセミナー「日本史研究と地域史研究のはざま」の動画が公開されました

岡山大学文明動態学研究所からのお知らせです。7月21日開催されたオンラインセミナーにおける今津勝紀さん「日本史研究と地域史研究のはざま」の講演内容を記録した動画がこのたび公開されました。どうぞご覧下さい。
https://ridc.okayama-u.ac.jp/20210727-488/

『残す。西日本豪雨災害 私たちは真備に何を残そうとしたのか』のPDF版が無償公開

西日本豪雨災害「残す。」編集チームが実施したクラウドファンディングの成立をうけて、2021年1月に発行された『残す。西日本豪雨災害 私たちは真備に何を残そうとしたのか』のPDF版が、このたび吉備人出版より公開されました。出版社のfbによれば、「制作部数も限られ、私家版のため入手することができません。貴重な報告、資料も掲載されており、より多くの人に届けたいという編著者である編集チームの希望もあり」作成されたとのことです。
多くの方にご覧いただければさいわいです。

吉備人出版 https://www.kibito.co.jp/nokosu/