岡山県立図書館からのご案内です。4月1日に、災害の記憶と記録を風化させることなく、後世に引き継ぐため岡山県危機管理課からの資料提供を受けて「平成30年7月豪雨デジタルアーカイブ」を公開したとのことです。データ件数は、写真1,007件、動画66件で、内容により分類されているとのことです。どうぞご覧ください。
http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/mmhp/kyodo/gouusaigai/index.html
岡山県立図書館からのご案内です。4月1日に、災害の記憶と記録を風化させることなく、後世に引き継ぐため岡山県危機管理課からの資料提供を受けて「平成30年7月豪雨デジタルアーカイブ」を公開したとのことです。データ件数は、写真1,007件、動画66件で、内容により分類されているとのことです。どうぞご覧ください。
http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/mmhp/kyodo/gouusaigai/index.html
岡山シティミュージアム(岡山市)では、以下の要領で、池田家文庫絵図展を開催するとのことです。
池田家文庫は、江戸時代の備前岡山藩の藩政資料を中心とした約10万点にものぼるコレクションです。現在は岡山大学附属図書館が保管しています。平成17年3月には岡山市と岡山大学の間で文化事業協力協定を結び、以後池田家文庫の特徴の一つでもある「絵図」を中心とした展覧会を毎年開催しています。今回は「岡山・大坂と海の道」をテーマに展示します。また、テーマにあわせて林原美術館から池田光政が船内で使用した「御船屏風」などの関連資料が出品されます。
岡山シティミュージアムより
開催場所:岡山シティミュージアム 5階 展示室
会期:2020年10月31日(土曜日)から11月15日(日曜日)
開館時間:午前10時から午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:11月2日(月曜日)、11月9日(月曜日)
入場料:無料
主催:岡山大学附属図書館、岡山シティミュージアム
共催:一般財団法人林原美術館
後援:岡山県教育委員会・岡山市教育委員会
URL:https://www.city.okayama.jp/okayama-city-museum/0000024726.html
岡山史料ネットNewsletter第4号を刊行しました。 第4号には、夏に開催した総会・活動報告会や被災資料の整理についての活動報告、2019年11月に策定された岡山県文化財保存活用大綱についての論考を収録しています。
・上村和史「活動報告(2020 年2月~ 2020年 8 月)」
・内池英樹「岡山県文化財保存活用大綱について」
次のリンク先よりご覧ください。
http://okayamasiryonet.s1008.xrea.com/newsletter/
8月2日に開催する2020年度の活動報告会で話題提供いただく斎藤裕子さん(絵画修復工房YeY)は、西日本豪雨の際、絵画修復の技術をいかして絵・写真・母子手帳などさまざまな思い出の品を修復する活動に取り組まれました(日本経済新聞2018年12月4日付)。現在『西日本豪雨災害「大切なもの」無償応急処置出来る事を出来るだけチーム』代表として、『「残す。」-西日本豪雨災害 私たちは真備に何を残そうとしたのか?-』という本を来年1月に発行し国内の図書館へ寄贈するためのクラウドファンディングに取り組んでおられます。プロジェクトの概要は以下のURLをご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/taisetsunamono2020
この2年間、岡山には、民・官チームは違えども、真備町に災害を超えて被災者様・地域の「大切なもの」を残そうと奮闘する様々な取り組みがありました。
プロジェクト概要のページより。
「残す。」 私たちは真備に何を残そうとしたのか?
「つなぐ。」 残す活動の後方にあった支援、被災地域の人と人をつなぐ活動
「伝える。」 西日本豪雨災害の教訓をどう未来に伝えていくのか?
この3つをテーマに、被災者様・地域にとって「大切なもの」を残そうと活動した団体・ボランティアチームの活動を記録する1冊の本を制作します。
本には、岡山史料ネットを含む活動に関わった多くの方が寄稿されていますので、こちらの募集についてもご覧いただけましたらさいわいです。
引きつづき報告会へのご参加もお待ちしております。
岡山史料ネットの今年度の総会・活動報告会を以下のように開催します。総会は会員のみ参加できますが、14:30からの活動報告会はどなたでもご参加いただけます。みなさまのご参加をお待ちしております。
日時:2020年8月2日(日)
開催形態:ZOOM(WEB会議)にて開催
参加費:無料
13:30~ 総会
14:30~ 活動報告会:岡山で多様なネットワークを考える
『西日本豪雨災害「大切なもの」無償応急処置出来る事を出来るだけチーム』代表の斎藤裕子さん(絵画修復工房YeY、岡山市)に話題提供いただきます。現在、クラウドファンディングで被災者のみなさまや地域にとって「大切なもの」を残そうと活動した団体・ボランティアチームの活動を記録する1冊の本を制作しようとされています。
15:30~ 内池英樹さん(岡山県)、天野真志さん(国立歴史民俗博物館)、松下正和さん(歴史資料ネットワーク)、多和田雅保さん・宇野淳子さん(神奈川地域資料保全ネットワーク)、胡光さん(愛媛資料ネット)からそれぞれご発言いただき意見交換します。
16:30 終了予定
参加方法(非会員の方):
非会員の方で、参加を希望される方は、7月31日(金)までに以下のフォームよりお申し込みください。今回は、ZOOMというオンライン会議システムを用います。不正侵入などをさけるため、事前にこちらからZOOMにアカウントを作成しておいてください(無料)。後日参加のためのパスワードをご連絡します。当日は、パソコン・タブレット・スマートフォンなどからZOOMにサインインした後、報告会参加のためのパスワードなどを入力して参加していただくことになります。オンライン開催のため、いろいろとお手数をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。
参加申し込みフォーム https://ws.formzu.net/dist/S71856619/
みなさまご存じのように、梅雨前線の影響により九州をはじめとする各地で甚大な被害が発生しております。被害にあわれたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。すでに熊本ネットなどでは史料保全の呼びかけを行われました。岡山からもできることを考えたいと思っています。
さて、このほど、当会の活動に関する県内自治体などへのリンク集を作成しました。
岡山県および県内各自治体の危機管理担当・文化財担当・公文書管理担当・文書館(機能)と文書規程、および県文化財保存活用大綱に関して推進体制と位置づけられた組織などからなります。お住まいの地域の情報など、なにかのご参考になればさいわいです。
岡山県では、2018年7月の西日本豪雨での被害や行政の対応についてまとめた『平成30年7月豪雨災害記録誌』を2020年3月に刊行しました。災害発生から1年半の状況を、6つの章256ページで叙述するものです。県内市町村や図書館に配布したほか、危機管理課のページでPDFが公開されています。どうぞご覧ください。
関連する動画をまとめたポータルサイト「映像で見る平成30年7月豪雨災害」もご覧ください。
目次
第1章 平成30年7月豪雨災害の概要 [PDFファイル/18.01MB]
第2章 被害概要 [PDFファイル/19.13MB]
第3章 応急対応 [PDFファイル/32.35MB]
第4章 復旧・復興 [PDFファイル/31.42MB]
第5章 防災・減災に向けて [PDFファイル/5.44MB]
第6章 インタビュー [PDFファイル/15.56MB]
上村和史・東野将伸「岡山県御津郡金川村武藤家文書目録・史料紹介」(『岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要』第49号、2020年3月)にて、武藤家文書目録を公開しました。
武藤家は、岡山県御津郡金川村で醤油醸造業を営んだ家です。
全281点の同家の古文書は、2018年の西日本豪雨により被災しましたが、被災家屋片付けボランティアによってレスキューされ、岡山史料ネットの活動の一環として乾燥処置、ドライクリーニングを施し、目録を作成しました。
本史料群は明治期から戦後にかけてのもので、①軍事郵便、②醤油醸造業関係史料、③教育関係史料に大別することができます。また、岡山県内で大きな被害のあった明治20年代の水害からの復興期である明治30~40年代の記録を含むことも特徴といえます。
上記の目録・史料紹介は、以下のサイト(岡山大学学術成果リポジトリ)からご覧いただけます。
http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/ja/search/item/58151
西日本豪雨により被災した仏像の修復作業が終わり、7月17日(水)より岡山県立博物館で展示されます。詳細は以下の通りです。
【西日本豪雨災害被災文化財の修復完成 「伝える、祈りのこころー真備町大日庵の仏さまー」】
昨年の西日本豪雨災害は県南各地に甚大な被害をもたらしました。被災後の混乱のなか、真備町有井にあった大日庵の仏像が県内の青年僧有志によって濁水から引き揚げられ、そのうちの2体が当館に持ち込まれました。応急処置として学芸員が洗浄、消毒、調査などを行いました。その後、岡山史料ネットの仲介によって助成金を得ることができ、仏師による丁寧な修理をすることができました。まる一年を経ての仏さま復活です。
今回、修復作業が終了した仏像は、いずれも平安時代の後期(12世紀)頃に制作されたものです。解体作業の結果、2018年夏までの約900年にわたる年月の間に、何度も修復を繰り返し守り伝えられてきたことがわかりました。
今回のコーナー展示では、修復を終えた仏像のほか、岡山史料ネットの活動も紹介します。
※岡山史料ネットは、地域の歴史・文化を守り伝えるために、岡山大学を拠点として活動するボランティア団体で、行政機関や大学、博物館といった各種組織と連携しながら被災資料のレスキューに取り組んでいます。このコーナーでは、日々の営みや祈りを長い歴史のなかで見守ってきた仏様と、文化財を「伝える」人々の活動についてご紹介します。
会期 令和元年 7月17日(水)~8月25日(日)
休館日 会期中の毎週月曜日
(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
開館時間 午前9時 ~ 午後6時
入館料 大人250円、65歳以上120円、高校生以下無料
協力: 岡山史料ネット、岡山大学文明動態学研究センター
助成: GBFund 芸術・文化による災害復興支援ファンド
※GBFundは東日本大震災発災をきっかけに、2011年3月23日に企業メセナ協議会 が立ち上げた芸術・文化による復興支援ファンドです。