ふすま下張り文書はがしとりボランティアを募集します(5/28)

2024年7月からF家文書の「ふすまの下張り文書」のはがしとり作業に着手しています!

どのように張りあわされているかについて1層ごとにスケッチを描き、紙片に識別用の番号札を貼り付けたあと、霧吹きで湿らせたりしながら、少しずつはがし取りを行っています(途中経過はこちらをご覧下さい)。前回作業から時間が経過してしまいましたが、今回も以下の要領で、この続きを行いたいと思います。手先が器用な方も(事務局担当者のような)不器用な方も、どうぞお気軽にご参加ください!

2024年12月11日の作業の様子

【日時】2025年5月28日(水)14-16時
【場所】岡山大学津島キャンパス(岡山市北区津島中3-1-1)
    文明動態学研究所実験棟
【作業内容】ふすま下張り剥がし作業。図面のスケッチや剥がし取りなどを行います。
【持ち物】特に必要ありません。ただし、汚れてもよい服装でご参加ください。
【募集定員】5名(先着順)
【お申し込み方法】こちらのPDFに会場への案内図やお願いしたいことをまとめていますので、まずこちらをご確認ください。そのうえで、こちらのフォームよりお申し込みください。

ニュースレター第13号を発行しました

3月31日付で、ニュースレター13号を発行しました。どうぞご覧下さい。今回は、5月12日まで開催中の高梁市での展覧会を準備された、そして豪雨当時事務局として土師家文書のレスキューにあたられた上村さんに寄稿いただいたほか、県ネットの研修・神戸での集会の参加記を掲載しています。

バックナンバーはこちらからご覧いただくことができます。

【目次】
・「活動報告」(2024年9月~2025年2月)
・上村和史(高梁市教育委員会)「高梁市歴史美術館特別展『高梁市発足20周年記念 備中神楽と西林国橋』の開催にあたって」
・中村暁子(和気町歴史民俗資料館)「岡山県文化財等救済ネットワーク参加記」
・横田明日香(岡山大学大学院)「第10回全国史料ネット研究交流集会in神戸参加記」
「真言宗アシタ会様からご寄付をいただきました」

第25回 災害文化と地域社会史研究会のお知らせ(11/17)

岡山大学文明動態学研究所からのお知らせです。以下のように、「災害・文明と地域社会」を特集した研究所の雑誌についてのオンライン検討会が行われます。前日までの申し込みが必要です。詳しくは、こちらをご覧ください。

【日時】 2024年11月17日(日)13:30-17:00
【場所】 Zoomを利用したオンライン開催
【報告】 東野将伸(岡山大学)・久野 洋(ノートルダム清心女子大学)
    『文明動態学』Vol.3「特集 災害・文明と地域社会」所収論文を検証する
    https://ridc.okayama-u.ac.jp/publication/20240304-2952/
【コメント】 加藤明恵(大手前大学)
       研究会の運営と議論を振り返って     
【申込方法】 下記のURLからお申し込みください。 
      https://forms.gle/kUvbQYWhWDv8UufE7 
【問い合わせ先】 岡山大学文明動態学研究所  ridc[at]okayama-u.ac.jp

岡山県立博物館特別展「緒方洪庵―その生涯と郷土岡山―」のお知らせ

岡山県立博物館からのお知らせです。以下のように緒方洪庵をとりあげた特別展が開催されます。会期中の関連行事もあります。どうぞお運び下さい。詳しくは以下のURLをご覧ください。 
https://www.pref.okayama.jp/site/kenhaku/936008.html

岡山県立博物館令和6年度特別展「緒方洪庵―その生涯と郷土岡山―」
  【会期】10月18日(金)~11月24日(日) 午前9時30分~午後5時
  【休館日】10月21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)
  【場所】岡山県立博物館2階展示室
  【入館料】大人450円、65歳以上220円、高校生以下無料
       ※11月1日(金)は無料開館(おかやま教育の日)
  【関連行事】
  ①記念講演会1
   日 時:10月27日(日)午後1時30分~3時
   講 師:村田路人氏(神戸女子大学教授・大阪大学名誉教授)
   会 場:岡山県立博物館講堂
   定 員:120人
   ※事前申込必要、先着順、聴講無料、入館料は別途必要

  ②記念講演会2
   日 時:11月17日(日)午前1時30分~3時
   講 師:海堂尊氏(作家・医師)
   会 場:岡山県立博物館講堂
   定 員:120人
   ※事前申込必要、先着順、聴講無料、入館料は別途必要

  ①・②の申込方法
   メールまたはFAXで「特別展イベント担当係」まで、必要事項
   (イベント名・氏名・よみがな・住所・電話番号)をご記入の上、
   お申し込みください。
   E-mail: kenhaku[at]pref.okayama.lg.jp
   FAX: 086-272-1150

  ③学芸員による展示解説
   日 時:10月19日(土)、11月2日(土)、11月23日(土・祝)
       午後2時~3時
   会 場:岡山県立博物館2階展示室
   その他:事前申込不要

F家文書のふすま下張りはがし作業の進捗報告について

2024年9月からボランティアのみなさんと取り組んでいる、F家文書のふすま下張りはがし作業ですが、どういった作業が行われているかのイメージをもっていただればということで、途中経過を随時報告していこうと思います。ぼちぼち進めますので、気長にご覧いただけたら…。

準備作業

剥がしとった文書を表装などをする予定はなく、文字が確認できれば良いと考えていますが、スケッチや写真などで記録はとっていこうと考えています。以下の文献を参考に手順を考えました。
・今津勝紀ほか編「岡山史料ネット2」→2006年12月3日に岡山史料ネットでふすま下張りはがしに関するセミナーを行った際の記録です。スケッチ作成のためのひな形(エクセル)も掲載されています。(岡山大学今津勝紀さんウェブサイト掲載PDF
・松下正和「襖下張り文書の保全と活用」(『地域史研究』(尼崎市立地域研究史料館)114号、2014年)J-STAGE
・濵室かの子・吉原大志「播磨国福本藩関係ふすま下張り文書について」(『兵庫県立歴史博物館紀要 塵界』33号、2022年3月)PDF
・西向宏介・下向井祐子「広島県立文書館におけるボランティア活動について」(『広島県立文書館紀要』17、2024年3月)PDF→館でとりくんでおられるボランティア作業について体系的にまとめられており、下張りはがしの作業のようすも勉強できます。

1回目 2024年7月17日
初めて実施。5名の方が参加して下さいました。2層目まで剥離しました。下張り文書はまだ全面に張られているわけではなく、上側の一部分を少しずつ剥がしています。スケッチを描くのが難しい…。


2回目2024年9月18日
まだ全体に張られた層にはいたっていません。今回は3~5層目までを剥離しました。3名の方が参加されました。5層目からはほぼ完全なかたちの借用証文が!

3回目:2024年10月15日
今回は6層目から13層目まで剥離しました。糊がさほど強くなく、特に霧吹きで湿らさずともペリペリとはがすことができたところもありました。もっと手早くスケッチがとれれば良いのですが、まだまだ熟練が必要そうです。14層目に新田の絵図とおぼしきものがでてきたので、次回以降剥がし取るのが楽しみです。4名の方が参加されました。

4回目:2024年11月5日
今回は14層目から20層目の途中まで剥がし取りました。前回ご紹介した絵図は15層目とみなして剥がし取りました。倉敷のもののようです。なぜ岡山の民家の下張りから現れたのか…。ふすまの原型がなくなり、だいぶ終わりがみえてきた、というところでしょうか。4名の方が参加されました。

5回目:2024年12月11日
今回は21層目から22層目までを剥がし取りました。糊がきつい部分が多かったのですが、明治初期の入会に関するものと思われる文書が比較的きれいな状態で確認できました。1名の方が参加されました。本日で今年の作業は終了です!ありがとうございました。

6回目:2025年1月29日
前回に引き続き、23層目・24層目と剥がしたところで、全面に1枚の新聞紙が貼られた層にたどり着きました。これを上から剥がすことが難しそうだったので、ここでうらがえして作業を進めることにしました。裏返したところを「裏0層」として表面の薄く貼られた白紙を取り、そこで現れた和本の貼り継がれた層を「裏1層」として剥離を進めました(※正しい進め方ではないと思います)。4名の方が参加されました。2・3月はお休みして4月に再開したいと思います。

ふすま下張りはがし作業のボランティアを募集します(10/15)

2024年7月からF家文書の「ふすまの下張り文書」のはがしとり作業に着手しています!
どのように張りあわされているかについて1層ごとにスケッチを描き、紙片に識別用の番号札を貼り付けたあと、霧吹きで湿らせたりしながら、少しずつはがし取りを行いました。今回も以下の要領で、この続きを行いたいと思います。手先が器用な方も(事務局担当者のような)不器用な方も、どうぞお気軽にご参加ください!

9月18日の作業の様子

【日時】2024年10月15日(火)14-16時
【場所】岡山大学津島キャンパス(岡山市北区津島中3-1-1)
    文明動態学研究所実験棟
【作業内容】ふすま下張り剥がし作業。図面のスケッチや剥がし取りなどを行います。
【持ち物】特に必要ありません。ただし、汚れてもよい服装でご参加ください。
【募集定員】5名(先着順)
【お申し込み方法】こちらのPDFに会場への案内図やお願いしたいことをまとめていますので、まずこちらをご確認ください。そのうえで、こちらのフォームよりお申し込みください。

申し込み完了後に受付内容をメールします。

ふすま下張りはがし作業のボランティアを募集します(9/18)

残暑お見舞い申し上げます。
7月からF家文書の「ふすまの下張り文書」のはがしとり作業に着手しました!
どのように張りあわされているかについて1層ごとにスケッチを描き、紙片に識別用の番号札を貼り付けたあと、霧吹きで湿らせたりしながら、少しずつはがし取りを行いました。9月も以下の要領で、この続きを行いたいと思います。手先が器用な方も(事務局担当者のような)不器用な方も、どうぞお気軽にご参加ください!

7月17日の作業の様子。
7月17日の作業の様子

【日時】2024年9月18日(水)14-16時
【場所】岡山大学津島キャンパス(岡山市北区津島中3-1-1)
    文明動態学研究所実験棟
【作業内容】:ふすま下張り剥がし作業。図面のスケッチや剥がし取りなどを行います。
【持ち物】特に必要ありません。ただし、汚れてもよい服装でご参加ください。
【募集定員】5名(先着順)
【お申し込み方法】以下のフォームよりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfTqAMxzmwswmr9aTNVSxbFrxWIxMZPBHT9__RO5IYxPiFn2w/viewform
申し込み完了後に会場などのご案内するPDFのリンクが表示されますので、確認をお願いします。また、受付内容をメールします。

活動報告会を開催しました

 昨日ノートルダム清心女子大学で開催された総会・活動報告会には、対面・オンラインを含めて25名程度の方が参加いただきました。ありがとうございました。
 真備町写真洗浄@あらいぐま岡山の森田靖さん、福井圭一さんから活動のようすについて貴重なお話をうかがうことができました。次号のニュースレターでお知らせできればと考えているところです。

また、山陽新聞が報道してくださっています https://www.sanyonews.jp/article/1591431

 活動報告会にさきだって開催した総会では、昨年7月から今年6月までの活動報告が報告・承認されました。以下にまとめています。こちらもご覧ください。http://okayamasiryonet.s1008.xrea.com/history/katsudo-2023/

まだまだたいへん暑い日が続くようですが、みなさまどうかくれぐれもご自愛下さい。

2024年8月4日 活動報告会

2024年度岡山史料ネット活動報告会「「思い出の写真」を残す―真備から能登へ―」を開催します(8/4)

岡山史料ネット(代表・今津勝紀)では、以下の要領で今年度の活動報告会を開催します。今回は、真備町写真洗浄@あらいぐま岡山の福井圭一さんと森田靖さんから、被災した写真の修復の手順や、真備や能登での活動のようすについて話題提供していただき、地域の身近な歴史をつたえていくための工夫や経験などを参加者のみなさんで共有できればと考えています。

■日時:2024年8月4日(日)14:30~16:30
■会場:ノートルダム清心女子大学 セント・ヨゼフホールA棟2階 1202JA教室
(キャンパスマップの(17)の建物です。https://www.ndsu.ac.jp/life/campus_map.html)
・ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。バス停「済生会病院前」下車すぐ。東門を入り、前方左手の建物です。
・会場内でのお食事はお控えください。
■対象:どなたでも
■費用:無料
■参加申し込み方法:zoomを用いたハイブリッド形式で開催します。オンライン参加の場合のみ、以下のフォームよりお申し込みをお願いいたします。
 参加申し込みフォームURL:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSesYXbT8lxyU3L6sG-jsfGcZh6DFIP6LBgtJm19AAFVe3YYbA/viewform
 なお。オンライン配信については予期せぬ不具合が生じる可能性がありますこと、あらかじめ了承ください。
■当日13:30~14:00に会員のみによる総会を開催します。また終了後に懇親会も開催したいと考えています。
 
■お問い合わせ先:
 岡山史料ネット(担当・松岡)
  電子メール okayamasiryonet@gmail.com
  電話・ファックス 086-251-7406
  ウェブサイト:http://okayamasiryonet.s1008.xrea.com/

ふすま下張りはがし作業ボランティアの募集について(7/17)→定員に達しました

 定員に達しましたので募集を終了しました。いつもありがとうございます!

6月のボランティア作業には5名の方が参加下さり、2023年に寄贈された資料の箱詰め作業を行いました。その際、「ふすまの下張り文書」が確認されました(写真)。これらはある時期で要らない紙とされ、ふすまの補強用として貼りあわされた古文書です。霧吹きで紙全体を湿らせて糊がふやけたところをはがし取る、そのあと書かれた内容を読み取るという調査が各地で進められています(たとえばあまがさきアーカイブズyoutube)。というわけで、7月ははがし取り作業を進めたいと思います。経験者の方から、紙がぺろんと剥がれるのが楽しいとお聞きしたことがあります。初めてのことで、段取りがうまくいかないことがあるかもしれませんが、それもご愛敬。くずし字が読めなくても全く問題ありません。手先が器用な方も(事務局担当者のような)不器用な方も、どうぞお気軽にご参加ください!


【日時】2024年7月17日(水)14-16時
【場所】岡山大学津島キャンパス(岡山市北区津島中3-1-1)
    文明動態学研究所実験棟
【作業内容】:ふすま下張り剥がし作業。図面のスケッチや剥がし取りなどを行います。
【持ち物】特に必要ありません。ただし、汚れてもよい服装でご参加ください。
【募集定員】5名(先着順)
【お申し込み方法】以下のフォームよりお申し込みください。申し込み完了後に会場などのご案内するPDFのリンクが表示されますので、確認をお願いします。また、受付内容をメールします。

【お問い合わせ】
岡山史料ネット(代表 今津勝紀、岡山大学教授)
〒700-8530 岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学文学部日本史研究室内
 電話&FAX 086-251-7406(担当:松岡)
 email:okayamasiryonet[at]gmail.com
 X(twtter):@okayamasiryonet