第7回「災害文化と地域社会形成史」研究会のお知らせ(9/19・オンライン)

岡山大学文明動態学研究センターからのお知らせです。以下の要領で、第7回「災害文化と地域社会形成史」研究会が開催されます。Zoomを利用したオンライン開催です。参加は無料ですが、9月14日(月)までにメールで同センターの林佳代子< kahayashi[at]okayama-u.ac.jp>までおお申し込み下さい。研究会直前にミーティングIDとパスワードを折り返しお知らせいたします。

日時:2020年9月19日(土)13:30~17:00 Zoomを利用したオンライン開催

趣旨説明:三村昌司(防衛大学校)

報告1: 板垣貴志(島根大学)「過疎地域における歴史資料保存と日本近現代史研究の課題―矢田貝家調査プロジェクト(鳥取県西伯郡伯耆町)の実践から―」

報告2:小島庸平(東京大学)「近代日本における地主小作関係とリスク分担構造の歴史的変容―長野県と鳥取県の地主文書の検討を通して―」

主催:岡山大学社会文化科学研究科文明動態学研究センター
特別推進研究(R1~R5)「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」
(代表 神戸大学教授 奥村 弘)「C 班 災害文化を内包した地域社会形成史領域」

「思い出の品」展示会のご案内(8/28-30、要予約)

昨日オンラインで開催しました総会・活動報告会には、28名の方がご参加くださいました。ご報告いただきましたみなさま、ご参加いただきましたみなさまに改めてお礼申しあげます。

さて、倉敷市・総社市では、以下の要領で平成30年7月豪雨災害で発生した災害廃棄物の処理過程(二次仮置場)で回収した写真などの「思い出の品」の展示会を開催します。

この催しは、「思い出の品」を返却を希望する方にお返しできるよう企画されたもので、災害発生時に倉敷市と総社市にお住まいだった方を対象としたものです。入場には事前に予約が必要となります。詳しくは、倉敷市災害廃棄物対策室からのご案内をご覧ください。現在の被災地における取り組みとして、ご紹介いたしました。

  • 日時 2020年8月28日(金)~30日(日) 9時30分~16時00分(3日間共通)
  • 場 所 真備保健福祉会館3階(倉敷市真備支所の隣です。)

チラシ(倉敷市災害廃棄物対策室) https://www.city.kurashiki.okayama.jp/secure/133722/omoidenosinatennzi.pdf

岡山シティミュージアム企画展「災害の記録」のお知らせ(-8/30)

岡山シティミュージアム(岡山市)では、現在、企画展「岡山市立中央図書館所蔵 災害の記録」が開催中です。「岡山市域で過去にあった災害の記録をまとめて展示し、被害の状況と、災害を乗り越えるために人々が行った努力を、資料の読み解きを通じて考えます。」とのことです。会期は、8月30日までですが、8月1日から6日までは開催場所を移動するためご覧いただくことができません。詳しくは、以下のURLをご覧下ください。

岡山シティミュージアム https://www.city.okayama.jp/okayama-city-museum/0000023376.html

岡山史料ネット2020年度活動報告会を開催します(8/2・オンライン)

岡山史料ネットの今年度の総会・活動報告会を以下のように開催します。総会は会員のみ参加できますが、14:30からの活動報告会はどなたでもご参加いただけます。みなさまのご参加をお待ちしております。

日時:2020年8月2日(日)
開催形態:ZOOM(WEB会議)にて開催
参加費:無料

13:30~ 総会

14:30~ 活動報告会:岡山で多様なネットワークを考える 

『西日本豪雨災害「大切なもの」無償応急処置出来る事を出来るだけチーム』代表の斎藤裕子さん(絵画修復工房YeY、岡山市)に話題提供いただきます。現在、クラウドファンディングで被災者のみなさまや地域にとって「大切なもの」を残そうと活動した団体・ボランティアチームの活動を記録する1冊の本を制作しようとされています。

15:30~ 内池英樹さん(岡山県)、天野真志さん(国立歴史民俗博物館)、松下正和さん(歴史資料ネットワーク)、多和田雅保さん・宇野淳子さん(神奈川地域資料保全ネットワーク)、胡光さん(愛媛資料ネット)からそれぞれご発言いただき意見交換します。

16:30  終了予定

参加方法(非会員の方):

非会員の方で、参加を希望される方は、7月31日(金)までに以下のフォームよりお申し込みください。今回は、ZOOMというオンライン会議システムを用います。不正侵入などをさけるため、事前にこちらからZOOMにアカウントを作成しておいてください(無料)。後日参加のためのパスワードをご連絡します。当日は、パソコン・タブレット・スマートフォンなどからZOOMにサインインした後、報告会参加のためのパスワードなどを入力して参加していただくことになります。オンライン開催のため、いろいろとお手数をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。

参加申し込みフォーム https://ws.formzu.net/dist/S71856619/

倉敷考古館で特別展「二万大塚古墳の世界―真備、下道の大豪族―」が開催中(-8/2)

倉敷考古館(倉敷市)では岡山大学・倉敷考古館学術連携協定の締結を記念した展示会「二万大塚古墳の世界―真備、下道の大豪族―」が開催されています。岡山大学が調査した二万大塚古墳(にまおおつかこふん=倉敷市真備町、市指定史跡)の発掘成果のほか、西日本豪雨で被災した真備歴史民俗資料館が所蔵する考古資料もあわせて展示します。期間は、8月2日(日)までです。

詳しくは、岡山大学文学部考古学教室文明動態学研究センターからのお知らせをご覧ください。

真備支所で歴史資料の展示会が行われます(7/6-7)

倉敷市歴史資料整備室が保有する真備地区の身近な景観を記録した過去の写真など、地域の歴史を振り返ることができる資料が展示されるとのことです。詳しくは、以下をご覧ください。

日にち:7月6日(月)・7日(火)
場所:真備支所1階展示ホール

問合せ:倉敷市総務課
【電話】086-426-3121

広報くらしき7月号 https://this.kiji.is/650830283905893473?c=642179471734244449

たかはしの歴史と美術「絵図で見る!知る!高梁」展のお知らせ

高梁市歴史美術館では、8月17日まで「絵図で見る!知る!高梁」が開催されています。

https://www.city.takahashi.lg.jp/soshiki/40/ezudemirushirutakahashi.html

この展覧会では、天保10年(1839)に、城下で起きた大火災を描いた「天保十年 松山城下火災図」が初めて公開されたとのことです。約600軒が焼失する甚大な被害を出した火災を縦1.3m・横2.2mの画面に描いた大きな絵図で、内容は広報にも詳しく解説されています。

https://this.kiji.is/646882049512490081

広島県立文書館収蔵文書展「災害を語る歴史資料」のお知らせ

広島県立文書館のウェブサイトで、収蔵文書展「災害を語る歴史資料」が行われています。この展示は広島県内で発生した災害の歴史資料とあわせて「平成30年7月豪雨」でのレスキュー活動などについても紹介しています。どうぞご覧ください。

広島県立文書館 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/monjokan/saigai-top.html

第6回「災害文化と地域社会形成史」研究会のお知らせ(7/4)

岡山大学社会文化科学研究科文明動態学研究センターからのお知らせです。以下のような研究会がzoomを用いたオンラインで開催されます。参加には、7月2日までの申し込みが必要です。

  • 日時 2020年7月4日(土)13:30~17:00
  • 報告
    • 今津勝紀(岡山大学)「新たな人文学の方法と歴史学の可能性」
    • 後藤真(国立歴史民俗博物館)「デジタル・ヒューマニティーズから地域を見る」
    • 津村宏臣(同志社大学)「サイバーvsリアル、文化資源の写像と真像を追う」
  • お申し込み

岡山県立博物館展示「西日本豪雨災害被災文化財の修復完成 伝える祈りのこころー真備町大日庵の仏さまー」のお知らせ

西日本豪雨により被災した仏像の修復作業が終わり、7月17日(水)より岡山県立博物館で展示されます。詳細は以下の通りです。

【西日本豪雨災害被災文化財の修復完成 「伝える、祈りのこころー真備町大日庵の仏さまー」】
 昨年の西日本豪雨災害は県南各地に甚大な被害をもたらしました。被災後の混乱のなか、真備町有井にあった大日庵の仏像が県内の青年僧有志によって濁水から引き揚げられ、そのうちの2体が当館に持ち込まれました。応急処置として学芸員が洗浄、消毒、調査などを行いました。その後、岡山史料ネットの仲介によって助成金を得ることができ、仏師による丁寧な修理をすることができました。まる一年を経ての仏さま復活です。
 今回、修復作業が終了した仏像は、いずれも平安時代の後期(12世紀)頃に制作されたものです。解体作業の結果、2018年夏までの約900年にわたる年月の間に、何度も修復を繰り返し守り伝えられてきたことがわかりました。
 今回のコーナー展示では、修復を終えた仏像のほか、岡山史料ネットの活動も紹介します。
※岡山史料ネットは、地域の歴史・文化を守り伝えるために、岡山大学を拠点として活動するボランティア団体で、行政機関や大学、博物館といった各種組織と連携しながら被災資料のレスキューに取り組んでいます。このコーナーでは、日々の営みや祈りを長い歴史のなかで見守ってきた仏様と、文化財を「伝える」人々の活動についてご紹介します。
会期   令和元年 7月17日(水)~8月25日(日) 
休館日  会期中の毎週月曜日
     (祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
開館時間 午前9時 ~ 午後6時
入館料  大人250円、65歳以上120円、高校生以下無料
協力: 岡山史料ネット、岡山大学文明動態学研究センター
助成: GBFund 芸術・文化による災害復興支援ファンド
※GBFundは東日本大震災発災をきっかけに、2011年3月23日に企業メセナ協議会 が立ち上げた芸術・文化による復興支援ファンドです。