岡山史料ネット2020年度活動報告会を開催します(8/2・オンライン)

岡山史料ネットの今年度の総会・活動報告会を以下のように開催します。総会は会員のみ参加できますが、14:30からの活動報告会はどなたでもご参加いただけます。みなさまのご参加をお待ちしております。

日時:2020年8月2日(日)
開催形態:ZOOM(WEB会議)にて開催
参加費:無料

13:30~ 総会

14:30~ 活動報告会:岡山で多様なネットワークを考える 

『西日本豪雨災害「大切なもの」無償応急処置出来る事を出来るだけチーム』代表の斎藤裕子さん(絵画修復工房YeY、岡山市)に話題提供いただきます。現在、クラウドファンディングで被災者のみなさまや地域にとって「大切なもの」を残そうと活動した団体・ボランティアチームの活動を記録する1冊の本を制作しようとされています。

15:30~ 内池英樹さん(岡山県)、天野真志さん(国立歴史民俗博物館)、松下正和さん(歴史資料ネットワーク)、多和田雅保さん・宇野淳子さん(神奈川地域資料保全ネットワーク)、胡光さん(愛媛資料ネット)からそれぞれご発言いただき意見交換します。

16:30  終了予定

参加方法(非会員の方):

非会員の方で、参加を希望される方は、7月31日(金)までに以下のフォームよりお申し込みください。今回は、ZOOMというオンライン会議システムを用います。不正侵入などをさけるため、事前にこちらからZOOMにアカウントを作成しておいてください(無料)。後日参加のためのパスワードをご連絡します。当日は、パソコン・タブレット・スマートフォンなどからZOOMにサインインした後、報告会参加のためのパスワードなどを入力して参加していただくことになります。オンライン開催のため、いろいろとお手数をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。

参加申し込みフォーム https://ws.formzu.net/dist/S71856619/

県内自治体のリンク集を作成しました

みなさまご存じのように、梅雨前線の影響により九州をはじめとする各地で甚大な被害が発生しております。被害にあわれたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。すでに熊本ネットなどでは史料保全の呼びかけを行われました。岡山からもできることを考えたいと思っています。

さて、このほど、当会の活動に関する県内自治体などへのリンク集を作成しました。

岡山県および県内各自治体の危機管理担当・文化財担当・公文書管理担当・文書館(機能)と文書規程、および県文化財保存活用大綱に関して推進体制と位置づけられた組織などからなります。お住まいの地域の情報など、なにかのご参考になればさいわいです。

第6回「災害文化と地域社会形成史」研究会のお知らせ(7/4)

岡山大学社会文化科学研究科文明動態学研究センターからのお知らせです。以下のような研究会がzoomを用いたオンラインで開催されます。参加には、7月2日までの申し込みが必要です。

  • 日時 2020年7月4日(土)13:30~17:00
  • 報告
    • 今津勝紀(岡山大学)「新たな人文学の方法と歴史学の可能性」
    • 後藤真(国立歴史民俗博物館)「デジタル・ヒューマニティーズから地域を見る」
    • 津村宏臣(同志社大学)「サイバーvsリアル、文化資源の写像と真像を追う」
  • お申し込み

岡山県立博物館展示「西日本豪雨災害被災文化財の修復完成 伝える祈りのこころー真備町大日庵の仏さまー」のお知らせ

西日本豪雨により被災した仏像の修復作業が終わり、7月17日(水)より岡山県立博物館で展示されます。詳細は以下の通りです。

【西日本豪雨災害被災文化財の修復完成 「伝える、祈りのこころー真備町大日庵の仏さまー」】
 昨年の西日本豪雨災害は県南各地に甚大な被害をもたらしました。被災後の混乱のなか、真備町有井にあった大日庵の仏像が県内の青年僧有志によって濁水から引き揚げられ、そのうちの2体が当館に持ち込まれました。応急処置として学芸員が洗浄、消毒、調査などを行いました。その後、岡山史料ネットの仲介によって助成金を得ることができ、仏師による丁寧な修理をすることができました。まる一年を経ての仏さま復活です。
 今回、修復作業が終了した仏像は、いずれも平安時代の後期(12世紀)頃に制作されたものです。解体作業の結果、2018年夏までの約900年にわたる年月の間に、何度も修復を繰り返し守り伝えられてきたことがわかりました。
 今回のコーナー展示では、修復を終えた仏像のほか、岡山史料ネットの活動も紹介します。
※岡山史料ネットは、地域の歴史・文化を守り伝えるために、岡山大学を拠点として活動するボランティア団体で、行政機関や大学、博物館といった各種組織と連携しながら被災資料のレスキューに取り組んでいます。このコーナーでは、日々の営みや祈りを長い歴史のなかで見守ってきた仏様と、文化財を「伝える」人々の活動についてご紹介します。
会期   令和元年 7月17日(水)~8月25日(日) 
休館日  会期中の毎週月曜日
     (祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
開館時間 午前9時 ~ 午後6時
入館料  大人250円、65歳以上120円、高校生以下無料
協力: 岡山史料ネット、岡山大学文明動態学研究センター
助成: GBFund 芸術・文化による災害復興支援ファンド
※GBFundは東日本大震災発災をきっかけに、2011年3月23日に企業メセナ協議会 が立ち上げた芸術・文化による復興支援ファンドです。